快適に、そして安心して暮らせる住まいは誰もが望むところですが、適切な使用と配線を怠ると、良好な住環境及び住まいの財産価値をそこない、住まいは確実に老化し、修繕も大掛かりなものとなります。
しかし、常時こまめに点検・手入れをすることによって、住まいを長持ちさせることができます。
定期的に点検し、損傷の早期発見、早期補修を心がけましょう。 また、築後5年を経過したら専門業者に依頼して総点検を行いましょう。
内部仕上げ |
壁 |
貼り紙
ビニールクロス |
手垢がついたときは、住居用洗剤を薄めたぬるま湯を含ませた布で拭き取り、真水でかたしぼりした雑巾で拭きます。
貼り合わせた部分に水が入ると、はがれの原因となります。
はがれた場合は、酢酸ビニール系接着剤を水で薄めたもので貼ることができます。 |
板張り壁 |
柔らかい布や科学雑巾で汚れを落とします。 汚れが目立つ時は、住居用洗剤を薄めたぬるま湯で拭き取り、真水のかたしぼりの雑巾で拭きます。 |
繊維壁
砂 壁 |
普段の清掃は軽くはたきかけ程度にしましょう。 砂壁押さえ用スプレー等を利用するのも効果的です。
損傷がひどくなったら専門業者へ依頼しましょう。 |
床 |
板貼り
フローリング |
常に乾燥状態にしておきましょう。
水抜きすると表面の保護膜をはがしてしまい、光沢を失うことがあります。 市販の専用ワックスの他にぬかやお茶柄を乾燥させたものをいれた布袋でみがく昔ながらの方法でもつや出しができます。 |
カーペット |
毛並みにそって掃除機をかけます。
部分的な汚れは、市販のカーペット用洗剤等を薄めたぬるま湯を用い、かたしぼりの雑巾で汚れの外側から内側に向けて目なりにたたくようにして拭きます。
全体が汚れてきたら、簡易クリーニングを行うと良いでしょう。 |
畳 |
畳の目にそって清掃すると畳を傷めません。 直射日光を当てると黄変します。
また、畳の上にカーペットなどを敷くと、ダニやカビの発生原因になります。 畳表は2〜3年で裏返し、更に2〜3年で畳表を取り替えるのが目安です。 |
ビニール系 |
長尺塩ビシートなどのことで、洗面所やトイレなどに多く使われています。
固く絞った雑巾で拭き掃除をします。 鍋などの熱いものを直接置かないで下さい。 |